機械研究会 セミナーレポート

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ピーマップスと元気30000発!プロジェクトとのコラボセミナーを9月13日、上野のオーラムで開催させて頂き、約200名ものホール関係者様にご参加頂きました。
今回のセミナーでは弊社の本田正豪専務、エスサポートの三木貴鎬代表、船井総合研究所の岡田龍也 エグゼクティブ経営コンサルタントの3名にご登壇頂きました。

第1部 新内規機種時代到来!~どのような機械が稼動貢献すのか検証~

第1部では弊社の本田が「新内規機種時代到来!~どのような機械が稼動貢献すのか検証~」と題して講演。現状においてどの様な機種がファンの支持を受けているのか、スペック面から検証させて頂きました。今後の主力となる大当り確率1/319のミドルの動向では、辛いスペックのほうが稼動が高くなる傾向を指摘させて頂きました。高ベース化が進むなか、甘いスペックで作るとどうしても分スタートが低くなりファンに敬遠されているようです。その点、辛いスペックならば、分スタートをある程度維持できるため、稼動が比較的伸びやすい傾向となっているうようです。また、現在の1/319ミドルは、確変ループを採用した単発率が低い安定型と、V確STを採用した単発率が多いが連チャン時の出玉も多い射幸性型の2種類のタイプがあります。今後に登場する機種では前者がルパン、後者が慶次となります。どちらが支持を受けるかが注目点ではありますが、現状では両者のタイプにそれぞれのファンが存在しています。ですので、両方のファンを取り込む機種構成が必要になる点など、本田から指摘させて頂きました。

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本田正豪
株式会社ピーマップス専務取締役

第2部 今後の機種選定はお任せあれ!

第2部では三木氏に「今後の機種選定はお任せあれ!」と題してパチスロ戦略についてご講演頂きました。三木氏は現在の客層を「新台好き(全体の約10%)」「ギャンブル好き(約40%)」「スロット好き(約20%)」「ジャグラーやハナハナを好む常連客(約30%)」と分類されました。そのうえで「過去のヒット機種は2つ以上の層に支持されているケースが多い」と新機種選定のポイントを指摘して頂きました。ただ、最もボリュームが多い「ギャンブル好き」の層に受ける機種はしばらく登場していません。そこで、中古の旧基準機の再設置戦略の活用についてのご提案も頂きました。概要は「モンハン」「サラリーマン番長」「緑ドンVIVA2」などをローテション導入していく手法です。1機種で5~6台、例えばサラリーマン番長を導入。2カ月程度が経過した後、新鮮味が薄れたところでモンハンと入替えるといった形で、年末まで運用するイメージです。三木氏は「これらの機種がヒットしていた当時は等価だったが、現在は非等価が増え、機種の特性がより活きる環境でもある」とその有効性を指摘しています。また、ハナビを中心としたAタイプバラエティーの設置も提案されていました。

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三木貴鎬
エスサポート代表

第3部 セオリーとアンセオリーで業績UP!

第3部では岡田氏に「セオリーとアンセオリーで業績UP!」と題してご講演頂きました。岡田氏は業界内で現在のセオリーとなっている「選択と集中」に対して「客層を狭めている可能性がある」と指摘され、今いる客層を全てフォローする施策を打ち出しながら、自店の新たな価値を創造して新規客を積み上げる「マルチプラス」の考え方が必要とされました。
また、パチスロの話題機である「北斗修羅」の導入時の戦略を「北斗強敵」導入時に起った顧客の動きを分析したうえでご提案頂きました。具体的には「強敵導入週には全機種から客が流れてきたので、導入週には他機種での仕掛けを行わない」「導入2週目にはジャグラー、バジリスク絆の客が戻りはじめたので、両機種の集客企画、運用調整を見直す」「3週目になるとゴッド系の回復率が高くなるので、ゴッド系に戻って来た客を取り込む企画や調整の見直しを行う」「強敵導入後、3~4週目になっても転生が回復しなかったことから、修羅導入時には強敵を60~70%減台する」といったご指摘を頂きました。さらに、主力機種に回復が見られる修羅導入から3週目の土曜日となる10月22日が仕掛けのポイントという詳細なご提案も頂きました。

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岡田龍也
株式会社 船井総合研究所
エグゼクティブ経営コンサルタント

弊社と元気30000発!プロジェクトとのコラボセミナーはスタートしてから、3年目を迎えることができました。スタッフ一堂、今後もホールの皆様に少しでも有益な情報を発信できるよう務めて参りますのでよろしくお願い致します。また、弊社では毎月5日、20日の月2回発信しているメルマガ「ピーマップス@インフォメーション」をスタートさせています。無慮合う配信となっておりますので、是非弊社HPから登録して頂ければと思います。